2026年8月28日、ソニーから約7年ぶりとなるハイレゾ対応の有線イヤホン「IER-M500」が発売されました。完全ワイヤレスが主流になった今、あえて有線を選ぶ理由は「音の遅延がない」「充電を気にしなくていい」「バッテリーが劣化しない」の3つに集約されます。
この記事は、ワイヤレスではなく有線イヤホンだけに絞った比較ガイドです。2,000円台の定番から約2万円のソニー新作まで6機種を取り上げ、スマホにイヤホン端子がない場合のつなぎ方や、使わなくなった古いイヤホンを下取りに出して買い替え費用を抑える方法まで紹介します。
この記事でわかること
- ソニー新作IER-M500のスペックと、どんな人に向くか
- 3,000円台・1万円台・2万円前後の価格帯別おすすめ有線イヤホン
- 3.5mmプラグ・USB-C・変換アダプタの選び方
- 古い有線イヤホンを宅配買取に出すときのコツ
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ソニー新作IER-M500とは?7年ぶりのハイレゾ有線イヤホン
IER-M500は、もともとステージ上の演奏者が自分の音を聴くための「インイヤーモニター」として設計されたモデルです。ソニーストアでの販売価格はソニー IER-M500(19,800円)で、ハイレゾ対応の有線イヤホンとしては2019年8月発売のSTH50C以来、約7年ぶりの新製品となります。
| 項目 | IER-M500の仕様 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月28日 |
| ドライバー | 新開発5mm径ダイナミックドライバー |
| 再生周波数帯域 | 10Hz〜40,000Hz(ハイレゾ対応) |
| インピーダンス | 16Ω |
| 音圧感度 | 103dB/mW |
| 本体質量 | 片側約6.9g |
| ケーブル | 着脱式・約1.6m |
音づくりは「心地よい低音」よりも「原音に忠実」な方向です。ボーカルの息づかいや楽器の位置関係がはっきり聞こえる一方、重低音の迫力を求める方には少しあっさり感じられるかもしれません。インピーダンス16Ωと鳴らしやすい設計のため、スマホに変換アダプタをつなぐだけでも十分な音量が取れます。
高遮音設計と5種類のフィッティングサポーターを備えており、実際に電車内のような騒がしい場所で使うと、音量を上げすぎずに済む点が実感できます。通勤用途での評価が高いのも納得の仕上がりです。ケーブルが着脱式なので、断線してもケーブルだけ交換できるのも長く使ううえでの安心材料です。
有線イヤホンおすすめ6選の比較表

2026年10月時点の実売価格の目安をもとに、用途の異なる6機種を比較しました。
| 順位 | 商品名 | メーカー | 実売価格の目安 | 端子 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | IER-M500 | ソニー | 約19,500〜19,800円 | 3.5mm(着脱ケーブル) | 原音重視・音楽制作・ライブ配信 |
| 2 | E3000 | final | 約3,800円 | 3.5mm | 初めての「いい有線」 |
| 3 | SE215 | Shure | 1万円台 | 3.5mm(着脱ケーブル) | 遮音性・耐久性重視 |
| 4 | IER-EX15C | ソニー | 約2,800円 | USB-C | 変換なしでスマホ直挿し |
| 5 | EarPods(USB-C) | Apple | 約2,800円 | USB-C | iPhone 15以降・通話用 |
| 6 | MDR-EX255AP | ソニー | 約3,600円 | 3.5mm | マイク付きの普段使い |
ランキング各商品の特徴と選び方ガイド

1位: ソニー IER-M500
前述のとおり、原音に忠実なモニターサウンドが持ち味です。歌ってみた動画の編集や、ライブ配信で自分の声を正確にモニターしたい方にとって、約2万円で手に入るプロ設計という点は大きな魅力です。ソニー IER-M500(約19,800円)は、上位のIER-M7・IER-M9に手が届かなかった層の受け皿にもなっています。
2位: final E3000
final E3000(約3,800円)は、5,000円以下とは思えない解像度で長く支持されてきたロングセラーです。高音が刺さりにくく、長時間聴いても疲れにくい音のため、作業用BGMや通勤に向いています。マイクやリモコンは付いていないため、通話も1本で済ませたい方は別モデルを選びましょう。
3位: Shure SE215
耳に掛けるようにケーブルを回す「シュア掛け」スタイルで、装着が安定しやすく、タッチノイズ(ケーブルが服に擦れる音)も抑えられます。ケーブル着脱式で、断線してもケーブル交換で使い続けられるのが強みです。Shure SE215(1万円台前半)は、通勤・通学からゲームまで幅広く使える万能型です。
4位: ソニー IER-EX15C
USB-Cプラグを採用し、イヤホン端子のないスマホにも変換アダプタなしでつなげるモデルとして重宝されています。約2,800円と手ごろで、予備の1本やオンライン授業用として選ばれています。
5位: Apple EarPods(USB-C)
iPhone 15以降やUSB-C搭載のiPad・Macにそのまま挿せる純正イヤホンです。耳の穴に差し込まない形状のため、カナル型の圧迫感が苦手な方や、周囲の音も聞きたい方に向いています。マイクの通話品質に定評があり、在宅ワークのWeb会議用としても人気です。
6位: ソニー MDR-EX255AP
マイク付きの3.5mmプラグ対応モデルで、約3,600円の価格帯ながら低音から高音までバランス良く鳴らします。3.5mm端子のあるノートPCやゲーム機と組み合わせる方に扱いやすい1本です。
有線イヤホンのメリット・デメリットと壊れやすいポイント

有線ならではのメリット
- 遅延がほぼゼロ:音ゲーやリズムゲーム、楽器練習で音と映像のズレが起きにくくなります
- 充電不要:充電忘れで通勤中に音が止まる心配がありません
- バッテリー劣化がない:完全ワイヤレスは2〜3年で電池持ちが落ちやすい一方、有線は電池の寿命と無縁です
- 同じ音質なら価格が安い:無線部品やバッテリーのコストがかからない分、音質に予算を回せます
デメリットと注意点
- ケーブルがカバンの中で絡まりやすい
- 歩くとケーブルが擦れて「ゴソゴソ」とタッチノイズが聞こえることがある
- 最近のスマホは3.5mm端子がない機種が多く、USB-C対応品か変換アダプタが必要
断線しやすい場所と寿命の目安
有線イヤホンの故障で最も多いのは、プラグの根元とイヤホン本体の付け根の断線です。片耳だけ音が途切れる症状は、たいていこの2か所が原因と考えられます。ケーブルを本体に強く巻きつけない、プラグを抜くときはケーブルではなくプラグ部分を持つ、という2点を守るだけで寿命は大きく延びます。ケーブル着脱式のIER-M500やSE215なら、断線してもケーブル交換で済むため、結果的に長く使い続けられるでしょう。
保証期間はメーカーごとに異なり、一般的に購入から1年程度です。高価格帯のモデルは、購入店の延長保証の内容もあわせて確認しておくと安心です。
スマホにつなぐ方法 3.5mm・USB-C・変換アダプタの選び方
有線イヤホン選びで意外と見落とされるのが、手持ちのスマホとの接続方法でしょう。
| スマホ側の端子 | 選び方 |
|---|---|
| 3.5mmイヤホン端子あり | 3.5mmプラグのイヤホンをそのまま使用 |
| USB-Cのみ(iPhone 15以降・多くのAndroid) | USB-Cプラグのイヤホン、または「USB-C to 3.5mm変換アダプタ」を併用 |
| Lightningのみ(iPhone 14以前) | Lightning to 3.5mm変換アダプタを併用 |
変換アダプタは、内部に音声を変換するDAC(デジタル信号をアナログ音声に変える部品)を内蔵しています。数百円の安価な製品は相性問題や音量不足が起きることがあるため、スマホメーカー純正品か、レビュー数の多い定番品を選ぶのが確実です。さらに音質を求めるなら、数千円〜1万円台のスティック型USB-DACを挟むと、IER-M500のような高解像度モデルの実力を引き出しやすくなります。
あわせて揃えたいアクセサリ
- 交換用イヤーピース:耳に合うサイズに替えるだけで低音と遮音性が大きく変わります
- ケーブルクリップ:服に留めるとタッチノイズが減ります
- ハードケース:カバンの中での断線・絡まりを防ぎます
買い替え前に古い有線イヤホンを下取り・宅配買取に出す方法
新しい有線イヤホンを買うと、引き出しの奥に古いイヤホンが眠りがちです。状態の良いものは、イヤホン・ヘッドホン専門店の買取サービスに出すと、買い替え費用の一部を取り戻せることがあります。
専門店の宅配買取を使うメリット
イヤホン専門店のe☆イヤホンの宅配買取
は、無料の梱包キットに詰めて送るだけで査定を受けられる仕組みです。公式案内によると、送料・手数料は無料、査定額に納得できない場合のキャンセル料もかからず、買取成約から2営業日以内に振り込まれます。総合リサイクル店と比べて、イヤホンのモデルごとの相場を把握している専門店のほうが、評価されやすい傾向があります。期間限定で査定額アップのキャンペーンを行っていることもあるため、申し込む前に公式ページを確認しておきましょう。
査定額を上げる3つのコツ
- 付属品をそろえる:元箱・イヤーピース・ケース・説明書がそろっていると評価が上がりやすくなります
- 清掃してから送る:イヤーピースを外して水洗いし、本体の汚れを乾いた布で拭き取ります
- 新モデル発売直後に売る:後継機が出ると旧モデルの相場は下がっていくため、買い替えを決めたら早めに手放すのが得策です
中古の有線イヤホンを買うときの注意点
反対に中古品を買う場合は、片耳だけ音が小さい「左右差」や、プラグの接触不良がないかを確認しましょう。専門店の中古品は動作確認済みで保証が付くことが多く、フリマアプリより安心して選べます。
有線イヤホンに関するよくある質問
Q. 有線イヤホンはワイヤレスより音が良いのですか?
A. 同じ価格帯で比べると、有線のほうが音質面で有利な傾向があります。ワイヤレスは通信のために音声データを圧縮するうえ、価格の一部がバッテリーや無線部品に使われるためです。
Q. iPhoneで有線イヤホンを使うにはどうすればよいですか?
A. iPhone 15以降はUSB-Cのイヤホンを直接挿すか、USB-C to 3.5mm変換アダプタを使います。iPhone 14以前はLightning用の変換アダプタが必要です。
Q. IER-M500は普段の音楽鑑賞にも向いていますか?
A. 原音に忠実な音づくりのため、ボーカルや楽器の細部を聴きたい方には向いています。一方で重低音の迫力を重視する方は、購入前に試聴するのがおすすめです。
Q. ゲームの音ズレ対策に有線は効果がありますか?
A. 有線は無線通信による遅延がほぼないため、リズムゲームや対戦ゲームで音と映像のズレを感じにくくなります。ゲーム機側に3.5mm端子があればそのまま使えます。
Q. 断線した有線イヤホンでも買取してもらえますか?
A. 買取店やモデルによって対応はまちまちです。ケーブル着脱式のモデルは本体だけでも評価されることがあるため、まずは無料査定で確認するのが確実です。
Q. 有線イヤホンの寿命はどれくらいですか?
A. 使い方次第ですが、ケーブル一体型は2〜3年ほどで断線するケースが多く見られます。ケーブル着脱式ならケーブル交換で5年以上使い続ける方もいます。
自分の耳に合う有線イヤホンで音楽をもっと楽しもう
原音重視でじっくり聴きたいならソニーIER-M500、まず手ごろに音質を上げたいならfinal E3000、耐久性と遮音性を求めるならShure SE215、変換なしでスマホにつなぎたいならIER-EX15CやEarPods(USB-C)が有力な選択肢です。
買い替えのタイミングで、使わなくなったイヤホンを専門店の宅配買取に出せば、新しい1本の実質負担も抑えられます。手持ちのスマホの端子を確認したうえで、毎日の通勤や作業時間を支える1本を選んでみてください。
